
動物好きの方は、たくさんのペットを飼いたくなりますよね。
しかし、動物同士の相性を考慮しなければ、最悪大事なペットが命を落とす危険性もあります。
とくにインコなど、小さな生き物は犠牲になりがちですので注意が必要です。
ここではインコと、他の動物との相性についての情報と、飼い主がすべき配慮について紹介します。
犬や猫、フェレットは別の部屋で
ひとつの家でインコとほかの動物を一緒に飼うとき、動物の種類や性格によって、うまく行く場合と難しい場合があります。
まず、猫の場合ですが、インコと同居させるにはリスクが発生します。
猫にとって鳥は獲物なので、いつもは仲良くしていても、何かをきっかけにインコに襲いかかることがないとはいえません。
また、猫はおもちゃ感覚で鳥にちょっとツメを立てただけでも、インコにとっては致命傷になります。
犬も猫と同様、何らかの拍子にインコに襲いかかることが絶対にないとは言い切れません。
イタチ科のフェレットも猫と同様、インコにとっては危険です。
どうしても同居したい場合は、部屋を分けて飼い、できるだけ接触させないようにすることが大切。
同じ部屋で過ごさせたら大丈夫だったという場合でも、そのあともずっと大丈夫とはかぎりません。
放鳥時は特に注意深く
特に放鳥時は気をつけなければいけません。
放鳥の間は犬や猫など、ほかのペットが部屋に入ってこないように徹底してください。
また、家族にも放鳥することを伝え、間違ってドアを開けたりしないようにします。
ハムスターやウサギなどは比較的安全
インコにとって比較的安全な動物もいます。たとえば、ハムスターやウサギ、カメ、トカゲなど。
お互いに興味を示すことはあまりないからです。ただ、犬や猫と同様、万一の場合に備えて、部屋を分けて接触しないようにしたほうが無難です。
動物が持っている病原菌がインコに移る可能性もあります。
ハムスターは夜になると活発に動く動物なので、インコのケージの近くにハムスターのケージがあると、インコはうるさくて眠れないといった弊害も。
とくにオカメインコは音に敏感なので、ハムスターの音に驚いて、パニックを起こしてしまうことも考えられます。
インコの心のケアをしっかりと
もともとインコを飼っていて、新しくほかの動物を迎えた場合、インコがストレスを感じて自分の羽を抜いたり(毛引き症)、自分で自分を傷つけてしまうこと(自咬症)もあります。
インコが不満を感じていたり、不安になっている証拠です。
こんなときは、インコのメンタルケアをしてあげることが大事です。
インコのケージをもっと落ち着ける場所に移動させたり、インコが見えるところにはほかの動物を入れないなど、環境面でも気遣いましょう。
それでも、インコの状態が変わらなければ、動物病院に連れていくことをおすすめします。
もしかしたら、毛引き症や自咬症は違う病気が原因の可能性もあります。
毛引き症や自咬症を長い間そのままにしておくと、なかなか治らなくなってしまいます。
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