インコの思いがけないケガや事故は、おもに放鳥時に起きます。
飼い主の充分な配慮が必要ですね。
我々人間にとって害はなくとも、インコにとっては有害なものは多々あります。
下記に、インコにとって危険なものを紹介していきますので、参考にして下さい。
放鳥時は注意
人が普段何気なく使っているものや食べているものでも、インコにとっては危険なものがいろいろあります。
とくに放鳥している間、インコが危険なものを口にしたり、接触したりしないよう、注意が必要です。
人の食べ物
たとえば、チョコレートやアボカド、ネギ類、リンゴの種など、インコが食べると下痢や中毒を起こすものがあります。
放鳥する間は、食べ物をしまっておいたほうが無難です。
薬
人が飲む薬を誤ってインコが口にしてしまったら、たいへんです。
机の上などに出しっぱなしにしておかないようにしましょう。
観葉植物
観葉植物の中にはインコにとって有毒なものも多くあります。
どの植物が有毒であるかは十分な確認がされていませんが、インコがかじることも考えられるので、放鳥する部屋には観葉植物を置かないようにしましょう。
タバコ
タバコはニコチンやタールを含んでいるので、インコにとって悪影響を及ぼします。
インコのそばで吸うのは控えましょう。
また、吸う前のタバコ、タバコの吸い殻も放置しておかないように気をつけます。
金属類
鉛や亜鉛、スズなどがインコの体内に入ると、中毒を起こすことがあります。
カーテンのおもりやワインのフタの金属部分、アンティーク家具の表面のメッキ、釣りのおもりなどに注意しましょう。
塗料やペンキ、絵の具も、カドミウムなどの重金属や有機溶剤を含んでいることがあるので、危険です。
ガス類
インコがガスを吸い込むと肺出血を起こし、命を落とす危険もあります。
ヘアスプレーや接着剤から出るガスに注意しましょう。
テフロン加工されたフライパンや鍋を空炊きすることで発生するガスにも気をつけます。
防虫剤、殺虫剤
衣類を害虫から守る防虫剤をインコがかじると、中毒を起こします。
インコのそばで殺虫剤を噴射させるのもやめましょう。
ドア、窓ガラス
インコが窓ガラスにぶつかったり、ドアに挟まったりする事故はよく起こります。
放鳥する間はドアの開け閉めに注意し、窓にはカーテンをかけましょう。
電気のコード
使用中の家電のコードをインコがかじると、感電する心配があります。注意しましょう。
熱いもの
まだ熱いアイロンや暖房器具には注意。
また、火にかかった鍋やフライパンなど、キッチンにも危ないものがたくさんあります。
人間
インコを踏みつけてしまった、イスに座ったらインコがいたなど、悲しい事故の話もよくあります。
放鳥している間はインコを見守ってあげましょう。
同居している家族にも、放鳥中だということを知らせることを忘れずに。
ほかのペット
犬や猫、フェレットなど、ほかにもペットを飼っている場合は、インコに近づけないように注意を払いましょう。
ベランダや窓を開けて窓際で日光浴させるときも、猫やカラス、ヘビなどに襲われないように気配りを。
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