とても可愛らしく、おしゃべり上手なインコ。
ペットの中でも人気が高く、飼育も比較的楽だといわれています。
ここで紹介するのは、飼育の基本中の基本、インコの日常の世話の仕方です。
大事な愛鳥の世話は飼い主のつとめ。
毎日心を込めて世話することは愛鳥との絆も深めてくれますよ。
水は毎日、清潔なものに換える
犬や猫にくらべて、世話が簡単で済むのが小鳥のメリット。
習慣になってしまえば、世話は1日5分程度で済みます。
水入れの中の水はホコリやエサの殻、フン、羽などが入り、すぐに汚れてしまいます。
また、インコが水入れに入ってしまうことも。
最低でも1日1回は水の交換をしましょう。余裕があれば、1日2回交換してあげるとベター。
水入れは汚れがつきやすいので、交換するとき、きれいに洗うくせをつけておくとよいでしょう。
そして、週に1度くらいは、日光消毒をしたいもの。
水入れが古くなって傷がついてくると、雑菌が繁殖しやすくなります。
衛生的ではないので、新しいものととり替えましょう。
なお、インコにあげる水は水道水でも浄水器を通した水でも、どちらでも構いません。
エサを忘れない
エサ入れの中に前日の残りが入っていれば捨て、新しいエサを入れてあげましょう。
シード飼料の場合はもちろん、ペレットを食べさせているときも同様です。
また、ときどきは、エサ入れをきれいに洗うことも大事。
特に梅雨時や気温の高い時期は害虫が発生しやすいので、毎日洗ってあげたいものです。
もちろん、副食の青菜類や栗穂なども同様に毎日換え、食べ残しは必ず捨てましょう。
菜ざしなどの容器もきれいに洗います。
水入れと同様、週に1回は容器を日光にあてて消毒しましょう。
小鳥は1日エサを食べないと命にかかわることもあります。
忘れないように気をつけるほか、飼い主さんの帰宅が遅くなりそうな日は、エサをいつもより多めにしておくと安心でしょう。
ボレー粉などのチェック
ボレー粉は週に1~2回を目安に交換しましょう。
また、カトルボーンは古くなったり、かなり減ってきたら、新しいものに換えます。
ケージの掃除
インコ自体に体臭はあまりありませんが、フンをそのままにしておくと、ケージが臭くなります。
ケージの底には紙などを敷き、毎日交換するのが常識。
このとき、フンのチェックをすることで、健康管理にもなります。
また、週に1回を目安に、金網についたフンをとってきれいにしましょう。専用の道具も市販されています。
フンがこびりついてなかなかとれないときは、雑巾にお湯を湿らせてこすると、スムーズにとれます。
月に1回程度を目安に、ケージを丸ごと洗いたいもの。
キャリーケースや、あれば予備のケージにインコを移動させたら、エサ入れや水入れなどのパーツを外し、底のプラスチックの部分と金網の部分を分けて分解します。
あとはひとつずつきれいに洗い、日光にあてて乾かしましょう。洗うときに便利なのが古歯ブラシ。
こまかい部分もきれいにこすり落とすことができます。
ただし、巣引き中は掃除は控え、そのままにしておきましょう。
洗剤は使わない
水入れやエサ入れ、菜ざしはもちろん、ケージについても、洗うときに洗剤は使わないほうが無難。
間違って洗剤をインコが口にしてしまうと、危険です。
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