インコの魅力はたくさんありますが、なかでもちょこんと自分の手に乗るインコの姿は、とってもキュート!
他のインコも愛おしいけど、自分の手に不信感を持つことなく乗ってくれるインコはまた、格別の感情を引き出してくれそうですよね。
ここでは、インコの手乗りトレーニング法を、紹介したいと思います。
深い愛情を持って、トレーニングさせてみてくださいね。
差し餌をすれば、自然と手のりに
インコが手に止まってくれる愛しさは言葉では表現できないほど。
飼い主さんと信頼関係ができていれば、手にのってくれるインコに育てるのは難しいことではありません。
まず、ヒナのうちから育てる場合は、差し餌をするときに手に慣れてくれるので、自然と手のりになるようです。
注意点は、冷たい手でヒナを触ったり、指で羽をつまんだりしないこと。
インコが「飼い主さんの手は嫌い」と感じると、手にのってくれません。
差し餌が終わり、自分で食べるようになったときも、食事タイムは手にのせて、エサを手からあげるようにすると有効です。
若鳥から育てる場合は飼い主さんが差し餌をしないので心配と思うかもしれません。
でも、大丈夫。たいていショップで手のりとして育てているので、割合スムーズに、新しい飼い主さんの手にのってくれるはずです。
少しずつ飼い主さんの手に慣れてもらう
なかなか手にのってくれないときは、段階を経て慣れさせましょう。
まず、手でおやつをつまみ、ケージ越しにインコに食べさせてみましょう。
「この手は好きな手」と思ってもらえれば成功。
次に、ケージの中に手を入れ、人差し指をインコの胸のあたりに近づけ、下から持ち上げるように差し出します。
インコが片足をかけてくれたら、指を少し上げるようにしましょう。
インコは自然と、もう一方の足も指にのせてくるはず。これを繰り返します。
今度は、ケージの外で挑戦。扉の前あたりに人差し指を出して、名前を呼びかけてみましょう。
指にのってくれたら、ほめてあげましょう。
最後に、インコが人差し指にのった状態で、もう一方の手の人差し指を近づけ、指から指に移します。
これができたら、呼びかけると手にのってくれるようになります。
家族みんなの手のりインコに
インコが一番好きで信頼しているのがママなら、まずはママの手にのってくれるようにします。
そのあと、ママの手からパパの手に、パパの手から息子の手に……というように、順番に移しましょう。
そして、最後はママの手に戻ってくるようにします。
家族それぞれが、インコが手にのったとき、「ピーちゃん」と声をかけてあげることを忘れずに。
インコが喜ぶなで方
手にのるようになったら、インコをなでてあげましょう。
特にクチバシの付け根や後頭部をなでると、気持ちよさそうにします。
ほかに、耳のあたりや脇の下のあたりも、なでるとうれしそうにするスポット。
「耳」といってもインコの場合、耳の場所がわかりにくいのですが、目の横の、周囲と違う形の羽が生えている部分を探してみましょう。
例えば、オカメインコなら、赤やオレンジ色になったほおのあたりです。ほかに、なでるときのコツは、羽を逆立てるようにして、やさしくが鉄則です。
⇒インコの臭い対策!臭いの原因と消し方
⇒インコ用品説明と紹介