止まり木は、インコにとってなくてはならない重要なもの。
おウチであるケージを選んだら、止まり木も準備してみましょう。
好ましいサイズや、材質など、参考までにまとめてみました。
止まり木の太さ
止まり木はケージの中に取り付ける横木のことで、インコがつかまるためのもの。
インコにとってはイスになり、ベッドにもなる重要な道具です。
インコは一日の大半を止まり木につかまって過ごすので、太すぎても細すぎても足に負担がかかります。
インコの足に合った太さの止まり木を選ぶことが大切です。
つかまったときに、インコの前指と後ろ指が少し離れるくらいの太さのものがベストサイズでしょう。
なお、止まり木が細いとツメが伸びすぎる原因になります。
たとえば、コザクラインコやボタンインコ、オカメインコなどはセキセイインコにくらべて体が大きめで、その分、直径12~15ミリとやや太めの止まり木を選んであげましょう。
自然木を使ったものがベター
たいていの場合、ケージを購入すると付属品として止まり木もついてきます。
ただ、その場合の止まり木は太さが一定の丸い棒であることが多いようです。
長期的にそれにつかまっていると、足の裏の同じ場所に負担がかかり、タコができたり、足に傷がついてしまうこともあります。
できれば自然木を利用した、太さに変化があるものがベストでしょう。
手作りするときの注意点
自然の木を利用して止まり木にするのもよいでしょう。
シラカバや柳、クロモジ、柏、栗、けやき、クヌギなどが、材料としておすすめです。
逆に、桜やトチノキ、藤、南天などはインコに有害な木なので、使わないようにしましょう。
天然の木は農薬がついていたり、害虫がいることもあります。
使う前によく洗い、熱湯で消毒してから、さらに日光消毒をします。
市販品でも、天然の木から作られた止まり木がいろいろ見つかります。
細くなったら、新しいものと交換
止まり木には、木製のものやプラスチック製のものがあります。
プラスチック製は洗うことができるので衛生的なのですが、インコは止まり木をかじるので、かじっても大丈夫な木製のものを選ぶとよいでしょう。
かじった部分が細くなってきたら、折れてしまう前に、新しい止まり木と交換したいものです。
かなり汚れてしまったり、短くなってしまった場合も交換をおすすめします。
止まり木は2本必要
止まり木は2本用意し、1本はエサ入れの近くに、もう1本は奥に、高さを変えてとりつけるのが一般的です。
手前の止まり木に止まって飼い主さんと遊び、奥の止まり木に止まって休憩と、インコが上手に使い分けるでしょう。
ただし、インコを最初にケージに入れるときは、まず1本だけとりつけて馴らし、そのあと、もう1本増やしましょう。
はじめから2本とりつけると、奥にばかり止まっていて、人に慣れてくれないこともあります。
そして、ときどき止まり木の高さや角度を変えるなどすると、インコがよく運動するようになります。
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