
あの独特で愛らしい姿と、穏やかな性格で、私達を魅了してやまない『オカメインコ』。
ここではオカメちゃんの可愛いらしい魅力と、性格についてまとめてみました。
ちまたで有名な(?)オカメパニックを起こした時の対処法や予防策も紹介しています!
丸いほおがチャームポイント
癒し系のインコの代表といえば、オカメインコ。
ちょうどほおにあたる部分が赤やオレンジ色になっていて、まるで、ほお紅を入れているよう。
和名の「オカメインコ」は、「おかめ」の顔に似ていることから来ています。
体長は30~35センチ、体重は80~110グラムと中型。
平均寿命は18年と長く、環境を整えて上手に育てれば20年以上生きることもあるといわれるほど、長寿のインコです。
「オカメインコ」という名前ですが、「オウム科」の鳥で、頭のてっぺんにオウムの特徴である「冠羽」を持っています。
冠羽は頭頂部分の羽のこと。
驚いたり興奮したり、緊張したりすると冠羽が立ち上がります。
ちなみに、オウムの中では最小サイズ。
ほかに、細長い尾羽はノーブルな印象、顔にくらべて小さめのクチバシも、オカメインコの特徴です。
やさしく、おとなしい性格
オカメインコは闘争心が弱く、とても穏やかでおっとりした性格。
ほかの種類の鳥と同じケージに入っていても、けんかをあまりせず、仲よく暮らせます。
ただ反面、臆病でナイーブ。
気が弱いので、大きな音を立てたり、乱暴に扱ったりすると怖がって、パニックを起こしてしまうこともあります。
「オカメパニック」と言って、夜中に急に騒ぎ出し、ケージの中を飛び回ることも。そんなときは、声をかけるなどやさしく接し、落ち着かせてあげましょう。
予防策として、常夜灯をつけておいてあげるのも一案です。
人を信頼し、甘えるのが上手な面も。「頭をなでて、なでて」と飼い主さんにすり寄ってくる様や、「おやつをちょうだい」と舌を出したりする様はとても愛らしいもの。
ラブバードのように、飼い主さんの愛情が足りないと欲求不満になるというほどではなく、飼い主さんに穏やかに接してくれます。とても飼いやすいでしょう。
特に、赤ちゃんや小さなお子さんのいる家庭では、攻撃的になる恐れはないので、おすすめです。
オスのほうがおしゃべり好き
おしゃべりが上手なのは、オカメインコのオスですが、機嫌がよいときに話す程度で、セキセイインコほどではありません。
短い単語なら少し覚えることはありますが、長くなると難しいようです。
音まねは上手で、特に口笛は得意です。
一方、メスはあまりおしゃべりせず、もの静かなようです。
注意したいのが「呼び鳴き」と呼ばれる問題行動。
カン高く鳴くことで、寂しいときや飼い主さんの姿が見えないとき、また、一緒に遊んでほしいときなどによく起こします。
隣の部屋にいても聞こえるほど大きい声で鳴くので、集合住宅などの場合は注意が必要です。
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