
独特な愛らしい姿と、穏やかな性格で、私達を魅了してやまない『オカメインコ』。
人気が高いのも納得の、可愛らしいオカメちゃんは種類も豊富です。
他のインコに比べると、少しカラフルさに欠け、地味な印象を持たれ気味・・。
ですが、あたたかみを感じるカラーが多いオカメちゃん。
きっと、癒されること間違いなしですよ。
どの子を迎えようか悩むのも、楽しいひと時!
下記では、オカメインコの種類と特徴について解説していこうと思います。
野生のインコはグレーでシック
野生のオカメインコは体全体がグレーで、顔だけオスがクリーム色、メスが黄色っぽいグレーをしています。
オス、メスとも、ほおにオレンジのチャームポイントが入っていますが、メスはやや不明瞭。
野生種はどちらかというとシックで地味ですが、1950年頃から品種改良がとても盛んになり、色のバリエーションが豊かになりました。
全体がクリーム色や茶色がかった品種も
「ノーマルグレー」は前述の通り原種の色。
また、「ルチノー」は黒い色素が消え、体全体がクリーム色になったタイプです。
「白オカメ」とも呼ばれ、オカメインコを一躍ブームにさせた品種。目が赤みがかっているのも特徴のひとつでしょう。
「シナモン」は、体が茶色に変色したタイプで、グレーにくらべて温かみがあります。
「イザベラ」という別名もあり、ショップでも人気者です。
「パイド」は体のグレーがあちこちでクリーム色となり、まだら模様になっているタイプ。
色の抜け具合によって、「ライトパイド」「ヘビーパイド」「クリアパイド」と3つに分けられます。
クリアパイドは完全に色が抜けた品種。
ほかに、「パール」は、羽の1枚1枚について、部分的にグレーの色素がなくなり、波に似た独特の柄を作っている品種。
グレー部分が茶色くなっているタイプは「シナモンパール」と呼ばれています。
なお、「パールパイド」は、「パイド」と「パール」が両方表れた品種です。
ほおのオレンジがないオカメインコも
「ホワイトフェイス」はオカメインコの特徴である、ほおのオレンジがなくなったタイプ。
全身で黄色の色素が抜けているのが特徴です。「ほお白オカメ」と呼ばれることもあり、そのシンプルさで愛されている品種です。
「パステルフェイス」はほおのオレンジが控えめになっているのが特徴。
オレンジがパステルフェイスよりもさらに薄くなった品種が「イエローフェイス」で、顔の黄色になじんでしまっているインコもいます。
「オリーブ」はグレーと黄色がミックスされ、淡いオリーブ色のような感じになったタイプ。
ただし、オリーブとはいっても、緑に近いわけではありません。「エメラルド」と呼ばれることもあります。
「ファロー」は「くすんだ淡い黄色」という意味で、その名前の通りの羽の色。
より淡いシナモン色で、黄色がやや目立つ感じです。
「シルバー」はきれいなツヤのある銀色になったタイプ。
目が赤みがかった「レセッシブシルバー」と、目は黒いままで頭の一部が濃いグレーになった「ドミナントシルバー」がいます。
「アルビノ」は体全体が真っ白の、シンプルなオカメインコ。ほおのオレンジもありません。
顔の鮮やか具合などで性別を見分ける
オカメインコは品種によってはひと目ではなかなか性別を見分けられないことが多いようです。
オスはメスよりも顔の色合いが鮮やか、また、メスの尾羽の裏側には縞模様が入っているなどが、見分けるときのポイントです。
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